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ETS2/ATS ハンコンのボタン動作をトグル切替から変更する方法

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どうも、二日連続で仕事をブッチされて怒り心頭のけ~えすです。
ホンマその辺りを1000文字程度の愚痴文章にしたいのですが、そんなもん誰も見たくないと思うので、すこしマシな内容で書いていこうと思いますw

最近の記事でトラック用のシフトノブをハンコンに移植したいって話を書いてますが、実際に交換した後に通る問題点の1つでもある、「トグル切り替え動作を変更する手順」を書いて行きたいと思います。

書き始める前に、この情報の大部分はKkmustang様の情報提供によるものです。
この場を借りてお礼申し上げます。 ありがとうございます。


1.なぜボタン動作を変更する必要があるの?
G25/G27の場合、シフトマップ(レンジやスプリッター)を切り替える際に、デフォルトであればシフトノブ前方の赤いボタンを押します。
こちらは1回押せば切り替わる動作であり、ボタンが通電したタイミングでマップが切り替わります。
本物のシフトについてるスイッチは、例えばEatonのレンジスイッチの場合、上でON・下でOFFの切り替わりになります。

この様な動きをするスイッチだと、「トグルスイッチ」や「ロッカー(波動)スイッチ」、「プッシュ式スイッチのオルタネイト動作タイプ」辺りが候補になると思います。
トグルスイッチ:スイッチ部分が棒状の物が一般的 前後の2点式や前・中央・後ろの
        3点式などがある
ロッカースイッチ:トイレの電灯のON/OFFに使われるようなスイッチ
プッシュスイッチ:アケコンやPS/箱コンに使われる押しボタン式
         モーメンタリ型は押しても手を離すと戻る
         オルタネイト型は押したらロックされ、もう1度押すと戻る

今回選定した中で、プッシュスイッチのモーメンタリ型ならハンコンのスイッチを同じ動きなので問題なし。
でも実際の所、切り替わりがスイッチ動作では解りにくいのが難点。
であればそれ以外のタイプにすれば良いけど、ONかOFFの切り替えで、ONの場合は通電しっ放しになるので、今の設定のままだと切り替える為にOFFにしてから再度ONにしないと戻らないのです。

なので、ゲーム側で「ON状態の間だけマップが切り替わるように」設定を変える必要が出てきます。

2.実際の設定の書き換え方法
プロファイルフォルダにあるcontrols.siiを書き換えます。
その為、複数のプロファイルをお使いの人は、すべてのプロファイルを書き換える必要があります。

ETS2のVer1.22でのcontrols.siiを例にしてみますと・・・
config_lines[251]: "mix gearsel1on ``"
config_lines[252]: "mix gearsel1off ``"
config_lines[253]: "mix gearsel1tgl `joy.b1?0`"
config_lines[254]: "mix gearsel2on ``"
config_lines[255]: "mix gearsel2off ``"
config_lines[256]: "mix gearsel2tgl `joy.b2?0`"
この6行を書き換える必要があります。

で、以下が「ONの時のみマップ切り替え、OFFは元に戻す」際の設定です
config_lines[251]: "mix gearsel1on `joy.b1?0`"
config_lines[252]: "mix gearsel1off `!joy.b1?0`"
config_lines[253]: "mix gearsel1tgl ``"
config_lines[254]: "mix gearsel2on `joy.b2?0`"
config_lines[255]: "mix gearsel2off `!joy.b2?0`"
config_lines[256]: "mix gearsel2tgl ``"
は強調の為に文字装飾を変えております。)

命令文の解説をしますと
mix gearsel*on 指定したボタンがONになったらシフトマップを上段に上げる
mix gearsel*off 指定したボタンがONになったらシフトマップを下段に下げる
mix gearsel*tgl 指定したボタンがONになる都度シフトマップを切り替えていく
となります。

ETS2のゲーム内でボタン割り当てをすると、シフトマップ変更ボタンの場合は強制的にmix gearsel*tglに割り当てられます。

なのでONとOFFの所にそのボタンを手書きで割り当てました。
ですが、本来この項目は、ONとOFFの2つのボタンを割り当てる必要があるんです。 
リターダー動作のボタンのように、ONにするボタンとOFFにするボタンが別にしないと動作しません。

しかしOFFの所に!で書かれています。
このを入れることで、ONと同一のボタンがOFFになった場合に、シフトマップを下段に下げる動作をする命令になります。
この命令のおかげで、ON/OFF固定のスイッチ1つでも、正常にシフトマップの切り替えができるようになります。

もしシフトノブにつけたスイッチが「プッシュ式スイッチのモーメンタリ型」ならば、
controls.siiを書き換える必要はありません。

3.実際に試してみる
トグルスイッチ等がなくても、無改造のG27でも動作変更の確認は出来ます。
クラッチを切った状態で、適当なギアに居れ、その状態でボタンを押しっぱなしにして下さい。
押している間のみ上段のシフトマップに、離すと下段にシフトマップに切り替われば正常に書き換わってます。

とりあえずこんな感じ! この記述がすべてのボタンに当てはまるかは謎。
でもこの記述が使えるなら、サイドブレーキも実車の「手で上に引き上げるタイプ」のサイドブレーキレバーを使う事が可能になりそうです。 試してないのでアレなんですがw


すぐには無理ですが、今後は「G27でスイッチ用配線の取り出し方」とか「実際にシフトにスイッチを埋め込む」あたりも記事にして行きます。(夏までに出来れば・・・)
この辺りにあると、はんだコテとか電動ドリルとかリューターとか色々と必要になります。
工具を買うだけでも結構な金額になりますし、配線引き出しをミスると最悪シフトが壊れます。(配線引き出しだけなら、国内で請け負ってくれる所もあります)
自信の無い人は、キックスターターで販売してるUSB対応のシフトノブを買う方が安全で安いと思いますよ? 改造に費やす時間も含めたら絶対に安いです。


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